この度、第16回日本臨床検査学教育学会学術大会を2022年8月18日(木)・19日(金)に埼玉県日高市の埼玉医科大学日高キャンパスで開催いたします。
皆様にとって有意義な会となるよう、本学術大会を準備・運営することに大きな責務を感じております。
「つなげよう、ひろげよう、臨床検査学教育」を第16回学術大会の標語とさせていただきました。医療における多職種連携の充実が求められて久しく、医師のタスクシフトが進行するなか、臨床検査技師という資格がカバーする業務範囲は広がり続けています。2022年度の新入生から適用となる臨床検査技師養成の新カリキュラムではこうしたトレンドを反映し、様々な整理・変更が加えられました。とくに病院を中心として展開される臨地実習では、従来の検査部門以外の場での実習も求められます。そのため、臨地実習前の技能修得到達度評価や臨地実習指導者講習会が準備されているわけですが、有機的な教育体制を構築するためには実習施設の諸部門や他の養成校との「連携・展開」が大切と考え、「つなげよう、ひろげよう」と柔らかな言葉で表してみました。
本学術大会では2日間の日程で基調講演、教育シンポジウム、ワークショップ、ランチョンセミナー、一般口演などを行っていく予定です。会員校の先生方にはシンポジストや座長をお願いしたく、ご協力とご支援の程、よろしくお願い申し上げます。なお、新型コロナウィルス感染の状況はいまだ推測しがたく、開催にあたっては適切な感染対策を講じることは勿論ですが、感染状況によってはWeb開催となりますことをご承知おきいただければと存じます。
2022年は私共埼玉医科大学にとりましては創立50周年の記念の年にあたり、伝統ある本学術大会を担当する機会に恵まれたことを大変光栄に存じております。皆様にとって新たな出会い、発見、そして感動の場となるような学術大会としたいと思っています。ひとりでも多くの方のご参加と演題のご応募を心よりお待ち申し上げております。